日本共産党の、むらほえりこ衆院島根1区候補は2日、松江市のJR松江駅前で尾村利成県議、舟木健治、橘ふみ両市議、岩田剛東部地区委員長とともに新春宣伝をしました。石川能登半島地震の救援募金も呼びかけました。
むらほ氏は「物価高騰で国民の暮らしは困難に直面している。大企業優先の政治のゆがみを正し、国民が大切にされる政治をつくる」との決意を述べ、4月予定の衆院島根1区補選での支援を呼びかけました。
尾村氏は、能登半島地震の救援活動に力を尽くすと述べ、「政治家は自然の脅威に謙虚でなければならない」と指摘し、「8月に予定されている島根原発2号機の再稼働をストップさせよう」と力を込めました。
出雲市では大国陽介県議、後藤由美、吉井安見の両市議が宣伝しました。
全国福祉保育労働組合島根支部は20日、島根県に保育制度と子育て支援を充実するよう申し入れました。慢性的な人手不足と過重労働で疲弊し、外国人の子どもの受け入れやアレルギー食の提供など園児への配慮や保護者支援が多様化しています。當(あたり)香代委員長をはじめ保育士や看護師など14人が参加しました。
参加者は「今の配置基準では身体的負担が大きく、子どもとゆったり関われない」「大事な園児を預かる責任に比べて賃金が低く、仕事に対する意欲が持続しにくい」と語り、県として保育環境の充実に尽力してほしいと要望。▽保育士の配置基準と面積基準、処遇の改善▽保育士や調理担当職員の増員、看護師配置への助成▽保育料、給食費の完全無償化▽子どもの医療費助成制度の拡充―などを求めました。
子ども・子育て支援課の山口勇課長は「みなさん声を踏まえ、県としてでき得る対応を検討したい」と答えました。
日本共産党の尾村利成、大国陽介の両県議が同席しました。
日本共産党の尾村利成島根県議は5日、県議会で質問しました。県内で介護保険料を払いたくても払えない低年金者(月額1万5千円以下)に対し、行政が年金を差し押さえている実態を告発。丸山達也知事に「制裁措置や滞納処分を受けた人が健康で文化的な最低限度の生活ができているのか把握し適切な支援を行うべきだ」と迫りました。
尾村氏は、松江市では2022年度、介護保険料未納者85人に対し、400件(約477万円)もの年金差し押さえがあったと指摘。「未納者の同意を得ている」とする松江市の見解についてもただし、「年金を差し押さえられた人の暮らしがどうなっているのか思いをはせ、徹底精査を」と強く求め、「低年金者への差し押さえは憲法が保障する財産権、生存権の侵害だ」と強調しました。
丸山知事は「生活が成り立たなくなることがないよう画一的な対応ではなく、生活困窮者自立支援制度につなげていくなどの助言を行っていく」と答えました。
中国電力島根原発1号機(松江市)の廃炉作業の完了時期を延期する「廃止措置計画変更願い」について、島根県議会は27日の本会議で計画の変更を了承しました。自民党議員連盟、自民党ネクスト島根、公明党県議団、民主県民クラブの県議らが賛成し、日本共産党県議団(2名)だけが反対しました。
「島根原発1号機廃止措置計画変更に係る事前了解を了とした」防災地域建設委員長報告に対し、日本共産党の尾村利成県議は「廃炉(廃止措置)には賛成」と表明。その上で計画の最大の問題は、廃炉と同時に①同原発2号機の再稼働が前提②危険なプルトニウムを2号機で燃やすプルサーマル運転がセットである―と強調。六ケ所再処理工場(青森県)の工程が未確立な問題も指摘し、「自分が生み出す核廃棄物の後始末ができない原発は完成した技術とは言えない。問題解決には『原発ゼロ』の政治決断をすべきだ」と主張しました。
原発立地自治体の松江市と周辺自治体が変更を了承。島根県は県議会の判断を受け、最終的に丸山達也知事が判断します。
中国電力が島根原発1号機(松江市)の廃炉作業の完了時期を延期する「廃止措置計画変更願い」を島根県に提出(8月8日)したことを受け、島根県議会の防災地域建設委員会は16日、破綻した核燃料サイクル政策を前提とした廃炉延期を委員会として了承しました。自民党議員連盟、自民党ネクスト島根、民主県民クラブの県議が賛成し、日本共産党の尾村利成県議だけが反対しました。
尾村氏は「廃炉には賛成」とした上で、計画の最大の問題は①同原発2号機の再稼働が前提②危険なプルトニウムを2号機で燃やすプルサーマル運転がセットだ―と強調。六ケ所村再処理工場(青森県)の工程が未確立な問題にふれ、中国電が計画する山口県上関町の中間貯蔵施設建設を批判しました。
同変更願いを巡り、立地自治体の松江市、周辺自治体の出雲市、安来市、雲南市、鳥取県、米子市、境港市が了承すると中国電に回答。島根県議会は11月県議会開会日(27日)の本会議で表決される予定です。
中国電力が来年8月に計画している島根原発2号機の再稼働をめぐって、日本共産党の大平よしのぶ衆院中国比例候補は2日、立地自治体の島根県と松江市、周辺自治体の出雲市、安来市、鳥取県、米子市、境港市の共産党議員らと意見交換をしました。むらほえりこ衆院島根1区候補、福住ひでゆき同鳥取2区候補が同席しました。
大平氏は、岸田政権が原発を最大限活用するもとで、原発問題は次期総選挙の大きな争点だとして「力を合わせて原発ゼロの政治決断を迫っていこう」と呼びかけました。
尾村利成島根県議は2号機の再稼働について「避難計画には実効性はなく、避難することは不可能」「使用済み核燃料を安全に処理・処分する方法もないまま再稼働などあり得ない」など県民の切実な願いを紹介。「原発稼働を続ける限り、処理方法のない核のごみが増え続ける。これ以上、危険な核のごみを増やし続け、将来の世代に押し付けてはならない」と強調しました。
参加者は各議会での論戦状況を報告。市谷知子鳥取県議は、県議会での島根原発1号機廃止措置計画で十分な審査が行われていないと指摘。「共産党議員団として力を合わせて、原発ゼロを実現しよう」と訴えました。