中国電力が事業者向け電力販売を巡ってカルテルを結んでいたとして公正取引委員会から707億円の課徴金納付を命じられたことや子会社が新電力の顧客情報を不正閲覧していた問題で、党県議団は同島根支社を訪れ、「法令軽視の企業体質を持つ中電に原発を動かす資格はない」として、2号機の再稼働を断念するよう申し入れました。舟木健治、橘ふみ両松江市議、向田聡・安来市議、上代和美・雲南市議、吉井安見・出雲市議らが同席しました。
尾村県議は「不正が解明されていない中での電気料金値上げは許されない」と強調。「物価高騰で暮らしが大変な中、電気代が払えない人への送電停止はやめるべきだ」と迫りました。
大国県議は、中電が2025年以降のできるだけ早い段階でプルサーマル運転の実施を計画していることについて「住民に対して危険性などをしっかり説明すべき」と求めました。
地域共生部の森安勝部長は、プルサーマルについて「引き続き、丁寧に説明していきたい」と回答。周藤繁副所長は「再発防止に向けて全社横断的な対策を実行していく」と説明。電気代が払えない人については「個別に相談に応じていきたい」と答えました。
島根県医労連は「看護の日」の12日、松江テルサ前で医療・介護現場の増員や夜勤改善などを求めるナースウェーブ集会を開催しました。
森山篤士委員長は「過酷な労働条件を改善し、安心安全の医療・介護の実現に向けてみんなで頑張っていこう」とあいさつしました。
日本共産党県議団、民主県民クラブの白石恵子県議(幹事長)、自民党議員連盟の五百川純寿県議(会長)、田中明美県議、県健康福祉部の安食治外部長らが参加し、激励や連帯あいさつしました。
尾村県議は「再び白衣を戦場の血で汚さないためにも、平和と命を守り抜くのが政治の責務です。医療労働者の処遇改善と人員配置を増やすために力を尽くします」と訴えました。
日本国憲法が施行されて76周年の3日、尾村県議は、橘ふみ松江市議、岩田剛東部地区委員長とともに大型商業施設前で憲法を守り生かす決意を述べました。
尾村県議は、岸田政権がすすめている敵基地攻撃能力保有と大軍拡は歴代政権が建前としてきた「専守防衛」の原則を投げ捨てる憲法違反の暴挙だと厳しく批判。「『戦争はしない』『軍隊は持たない』と誓った世界に誇る憲法9条を守り抜き、政治に生かそう」と呼びかけました。
橘市議は「平和でこそ一人ひとりの人権を大切にすることができる」と強調し、「戦争国家づくり」はジェンダー平等とは相容れないと訴えました。
しまね労連などが主催する「第94回島根県中央メーデー」が松江市内で開催され、オンライン参加を含めて約100人が集いました。
村上一(まこと)実行委員長は「岸田政権がやるべきは大軍拡・大増税ではなく、平和憲法に基づく外交努力と核兵器廃絶だ」と強調し、声を上げて行動していこうと呼びかけました。
党を代表して連帯のあいさつに立った尾村利成県議は、大国陽介県議、橘ふみ市議らとともに「敵基地攻撃保有など大軍拡の発信源はアメリカであり、財界が原発推進・回帰を大合唱している。アメリカ言いなり、財界奉仕の自民党政治を転換しよう」と訴えました。
集会後、参加者は「軍事費2倍化ゆるさない」「新たな戦前にはさせない」などのプラカードを掲げてスタンディングアピールしました。
県知事選で大健闘した向瀬慎一・党西部地区委員長、松江市議団とともに、松江テルサ前で公約実現への決意を訴えました。
向瀬氏は「県内各地で自民党政治への怒りの声を聞いてきた。住み続けられる島根をつくるために、今後も力を尽くす」と決意を表明。尾村県議は、市民の圧倒的多数は中国電力島根原発の稼働を望んでいないとし、「何よりも命を守るために、原発は絶対に稼働させない。安心・安全の島根をつくるために頑張る」と強調。「国の間違った政治に立ち向かい、くらしと平和を守るためにブレることなく、頑張ります」と力を込めました。
介護士らでつくる自治労連「しまね介護福祉ユニオン・ボンズ」(湯浅恒子委員長)が、県に対し、新型コロナ感染症の対応に追われている現場の切迫した窮状を訴え、一人夜勤の解消や人員配置基準の引き上げなど抜本的な対策を講じるよう要請。党県議団も同席しました。
参加した看護師、相談員ら5氏は「コロナ対応等で体調不良者が出ると、日勤なら欠員のまま仕事をし、夜勤ともなれば、夜中の何時でも誰かが代わって出勤している。多くの職員が疲弊している」「光熱費の高騰で今の介護報酬では経営が成り立たない状況」などの現状を語り、県として人員配置や労働条件などを詳細に把握するよう要望。①検査・ワクチン体制の整備、事業者に対する公費による減収補填②介護労働者の給与水準の引き上げ③特養ホームの計画的な増設④介護保険料・利用料の負担軽減―など12項目を要望しました。
県高齢者福祉課の岡本成生課長は「現場の実態と合わない部分は積極的に国に働きかけていきたい」と答えました。